名著復刻全集　「萩原朔太郎」と所縁のある作家「萩原恭次郎」「室生犀星」４冊セット

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「萩原朔太郎」と所縁のある作家「萩原恭次郎」と「室生犀星」の名著復刻全集４冊セットです

「月に吠える」
大正６年に発行された萩原朔太郎の処女作品集で５４編の詩を収録しています
自身の作風を確立し詩壇・文壇から激賞され朔太郎の詩人としての名声を高めました
出版部数は５００部と少なく一部の詩を内務省からの命令で削除されました
当復刻版は無削除版を可能な限り忠実に再現しましたので「愛燐」と「恋を恋する人」も収録されています
ページもキレイでアンカットの未読品です

「死刑宣告」萩原恭次郎
萩原恭次郎は現在の群馬県前橋市に生まれ郷土の先輩詩人萩原朔太郎のもとに出入りして影響を受けました
次第に詩人としての才能を発揮し未来的でダイナミズムによって貫かれた詩集「死刑宣告」を誕生させました
「死刑宣告」は萩原恭次郎の第１詩集で大正１４年刊行され収録作品は８３篇です
従来の日本詩の語法と断絶し新しい言語空間を破壊的熱量をもって様々な記号の使用や大小活字の横転や逆転などが試みられ芸術的にも見事に新しい詩的世界が展開されいます
「死刑宣告」は東京という大都会の騒音と混迷と重圧の中でその青春と情熱を燃やし尽くし貧困に痛めつけられた恭次郎の未来派の近代資本主義に対する絶望の抗議書です
装丁は表紙・裏表紙ともに同一のアバンギャルドな図版が使われ小口が裁断されていないアンカット本です
本書はキレイですが箱に少々シミがあります

「性に目覚める頃」室生犀星
萩原朔太郎生涯の友が室生犀星でした
寺の子として育った青少年が「性」への目覚めと葛藤を描いた作品で若い詩人の苦悩を示した自伝的短編集です
室生は文学に親しみ俳句や短歌を書くようになり白秋主宰の詩集に寄稿すると萩原朔太郎から手紙を受けとり終生の親交をもちます
本の装丁は恩地孝四郎画伯の手によるもので背とヒラに金と赤の押しがある鮮やかな色彩が美しい本です
196ページと197ページが抜けてしまう落丁もそのまま再現されています
本はキレイですが箱にシミがあります

「青猫」
大正１２年に発行された萩原朔太郎の第２詩集です
芸術的においては第１詩集「月に吠える」を遠く越えているという評価もあります
アンカット本です

復刻版と言いましても４０年以上が経過した古書であることをご理解ください